季節は冬になり、自己ベストタイム更新連発のタイムアタックシーズンがやってきました!
(気温が低いとエンジンパワーが上がるので、直線での最高速が夏に比べて段違いに速くなります)
しかしながら同時にネックなのは気温の低さ。
カートでのサーキット走行時、手(特に指先)には時速40~80㎞の風が当たり続けることになります。通常カートグローブは薄手だったり通気性が良い物が標準なので、そのまま冬に使うと結構寒いのです。
「手も冷えて寒いから冬はカートお休み!」でせっかくのタイムアタックシーズンをそのまま通過してしまうのも勿体ないので…
近ごろ進化してきて人気上昇中の、防寒&防水グローブを検証してみました!
写真左:スパルコ RECORD WP、写真右:スパルコ CRW
スパルコが発売している2モデルをご紹介。基本的なスペックは以下のとおりです。
スパルコ RECORD WP
サイズ:4~13 (キッズサイズからあります!)
カラー:ブラック/グレー
カート用外縫いモデル「RECORD」を防水仕様にした、レイングローブのスタンダードモデル!ハンドルを握った際のフィーリングはそのままに、防水機能がプラスになっています。
グローブの内側がいわゆる裏起毛になっており、モコモコして暖かいです!
防水機能が風を通しづらくなっているため、多少の防寒機能も同時に備わっています。小雨のレースや、春秋の少し冷え込んだ日の走行で活躍してくれるモデル!
コストパフォーマンスとフィッティング性を重視する方にオススメです。
サイズ:XXS~XXL (キッズサイズからあります!)
カラー:ブラック
雨天や真冬のレースでの使用を想定して設計されたレーシンググローブです。
ウェットスーツなどにも使用されるネオプレーン素材を使用する事で、水濡れに強く防風効果も実現した新感覚グローブ!
まとまった雨のフルウエットレースや、真冬のガッツリ冷え込んだ日の走行で活躍してくれるモデル!スパルコ最強の防水防寒カートグローブです。
「で、実際寒くないの?」
という事で、テンチョーが身体を張って検証してみました!
気温5℃&小雨というコンディションの中、CRWを装着。
見た目はこんな感じです。ウエットスーツ素材なので手にぴったり!
すき間から水や風が入って来なさそうです。
実際にステアリングを握ってみると…
手のひら側のスパルコロゴのすべり止めがしっかりグリップ!
雨でハンドルが濡れても滑りません。
朝一の寒~い中コースインしてみると…
「あれ?全然冷えない…!?」
さすがのウエットスーツ素材。冬もサーファーさんが精力的に海に入っている光景が浮かびましたが、極寒コンディションでも全然指が冷えません!
遠目から見たらレーシンググローブそのもの。
装着感もピッタリなので、グローブの中で手が滑ったりで操作に影響もありません。
手が冷たくならないので何周でも集中してアタックできます!
結局15ラップほど走りましたが、むしろ夏用靴下を履いてきてしまったので足元の冷えがすごく気になるレベル。雨も降っていましたが、もちろん手は全く濡れませんでした。
スタート前に使い捨てカイロ等であらかじめ手を暖めておけば、指先に関しては冬季に寒さを気にする必要はほぼ無さそうです!
多少は冷えるだろうと思っていましたが侮っていました。さすがスパルコ。
少しでも濡れてしまうと一気に手が冷える雨レース。
通常のカートグローブのみお持ちの方は、オールシーズンでドライブを楽しめるよう。防寒/防水グローブを1つ持っておくことをオススメします。
夕方の気温が下がってきた時に自己ベスト間近のタイムが出て、「もう1本走ればいけそう!」なシチュエーションで「もう手が冷たくてつらいので帰ります…」だと大チャンスがもったいないですからね。
防寒グローブは以前からいろいろ検証していて、冬登山用のグローブや冷凍庫でお仕事する人用の作業グローブ等。いろいろ買っては試してきました。
防寒能力はピカイチなのですが、当然ながらカートの操縦には対応していないため。
グローブの中で指がすべったり、グローブそのものがすべったりと合うものが見つからずでした。
やはりカート用品を作っているメーカーのものが一番操縦しやすいですね!
餅は餅屋、レーシングギアも日々進化しています。
晴れ用のカートグローブに比べると製造数が制限され少ないため、気になる方はお早めにご相談ください!
RECORD WPもCRWも装着/サイズ感が普通のグローブと少し違うため、試着しての購入がおすすめです。クイック潮来店頭に試着用でどちらもMサイズ相当の在庫がございますので、テンチョーまでお気軽に声かけくださいませ!
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